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かわいそうってどういう気持ち?-ポッドキャスト「6/27(土)ジェーン・スー 相談は踊る」

今日の感想:ポッドキャスト「6/27(土)ジェーン・スー 相談は踊る」

 

北川悦吏子さん、深かったです。

お声をはじめて聞きました。すっっっごく可愛かったです!(失礼)

作品を生み出している方のプロ根性のような意識も垣間見えて

可愛い声でビシバシッと自分の意見を言ってお仕事されている様子が

思い描かれ、かっこいいなぁと思いました。(完全に想像ですが)

 

いやでも。実際対面で怒られたらこわいんだろーなぁ。きっと…。笑

だけど、そういう人ってガーッて怒って、その後ケロっとして、後に引かない人が多い気がする。

さっぱりしてて好きです。

その場で言えずにネチネチする人(私もたまにある)はちょっとは怒る練習もした方がいいよ!と思っちゃうのです。

 

このラジオで北川さんは、ご自身の病気のことにも触れられています。

片耳が聞こえないことは、はじめて知りました。

病気や障害が「不幸背負っちゃった」とか「自分が負のものである」と考えてしまうと息苦しくなってしまうよーということをお話されていました。

 

たしかに。

 

私も数年前に免疫疾患の病気(膠原病)がわかり、入院→退院→通院をしていろいろ思ったことがありました。

ちなみに今は元気です。何だかんだありながら元気になりました。

 

病気が分かった時のことは思い出すと悲しいので、普段は思い出しません。

高熱が続いたので、あんまり覚えていないというのが正直なところなのかなぁとも思います。

 

膠原病は風邪のように症状が出なくなったら全快OKって感じのものではなく、なが~くお付き合いしていかなくてはいけないものでもあるので、自分がそうなったというのは、

結構(いや、すごく、ものすごく)ショックでした。

嫌で嫌で、でもどうすることもできないので、泣いてました。

これから私はどうなっちゃうの?!みたいな。

ある意味、将来不安すぎてパニックみたいな。

どーしよーどーしよー怖いよーの気持ちがエンドレスでした。

 

でもでも、病気になって分かったこともたくさんありました。

 

家族と友達の優しさがとってもありがたかったし、

逆に結構頻繁に会っていた友達でも、なんかあれっ?て思ったり。(気付いたり)

 

病気になったときにすごーく距離を縮めてこようとする人もいました。

まぁ、、宗教の勧誘とか?お見舞い送りたいから住所教えてって言われて、その後古本みたいな宗教関連の本届いたり。ありがとうの気持ちを伝えて、ブックオフに売りました。笑

もちろん信仰は個人の自由です。私はその宗教を否定することは出来ません。

「でもねぇ。あんた、人が弱ってるからって上手く勧誘できると少しでも思ったら、それは違うのよ~(誰??)」って言いたくなったな、あの時は。

あとは、精神的に不安定で、自分よりも弱そうな人を近くに置いておきたいような人とか。そういう人は見返りをすごく求めてくることが多い気がして、あまり深い話はしないようにしてました。

冷たい人と思われたこともかなりあったと思います。

でもその人と深く付き合えば、私はずっと憐れまれる存在になりそうで、そっちのほうが嫌でした。

 

北川さんもラジオでおっしゃっていて印象的でしたが、

病気のことを人に言うかということについて、これから親交が深くなりそうな人には言うし、そうじゃない人には言わない。(面倒だし、言われた方もどうしたらいいかわからないし)という内容を。

※文字起こしではないので、ちょっと違う印象だったらゴメンナサイ。

 

たしかにーー。

 

ちなみに、ジェーンスーさんみたいに人生経験豊富な印象の人は北川さんがいろいろカミングアウトしてもさらっとしていたそうです。

「どっちでもいい」みたいな。(なんか文面にするとスーさんちょっと荒い印象。笑)

 

そういうのって気が楽になる。

みんながみんな、スーさんのような対応ができるわけでもないし、そうなる必要はまったくないけど、私も自分が病気になったからこそ、人に打ち明けられたちょっとやそっとのことでは動じないぞみたいな精神が出てきて、それが良いのか悪いのかはわかりませんが「病気や障害は対岸のことだから」と思ってる人がいても、「でもね、人生はいろいろあるのよ。生きてれば病気にだってなることもあるのよ~。(だから誰)」と心の中で語りかけられるまでになりました。

病気になったばっかりの時は、そういう人と出会うといちいち腹立ててた。めっちゃイライラしてた。逆に元気なんじゃないのぐらい。笑

 

 

-「自分で自分を差別しないこと」

 

北川さんがラジオで言っていて、ほんとにそうだなーと思いました。

 

病気のことを言うと面倒くさい事もセットでもれなくついてくる世の中ですが、

こんなにも病気であふれている現代だからこそ、

病気や障害のことをもっとさらっと言ったり、聞いたりできたらいいなー。

 

かわいそうって思われても、言われても、

他人の考えは変えられないのでそれは放置。

人を変えようと頑張っても、こっちには1円も入ってこないし無駄無駄。(えっ)

 

まっ、「病気もあるみたいだけど、なんかあの人楽しそう」ぐらいに生きていきたいものです。